『ライフ・イズ・ビューティフル』― 愛とユーモアが生んだ奇跡の物語

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この映画について

とにかくぼろぼろに泣いた映画です。

第二次世界大戦下という絶望の中にありながらも、愛とユーモアで家族を守ろうとする父親の姿は、今思い出しても胸を締めつけられるものがあります。

この記事では、そんな『ライフ・イズ・ビューティフル』を観て感じたことをお届けします。

基本情報

項目内容
タイトルライフ・イズ・ビューティフル(原題:La vita è bella)
公開年1997年
監督ロベルト・ベニーニ
主演ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ジョルジオ・カンタリーニ
ジャンルヒューマンドラマ、ロマンス、戦争
上映時間116分

あらすじ(ネタバレなし)

北イタリアの小さな町にやってきたユダヤ系イタリア人の陽気な青年グイドは、小学校の教師である美しい女性ドーラに一目惚れ。幼馴染の婚約者がいたドーラでしたが、数々のユーモアあふれるアプローチでグイドは愛を勝ち取り(駆け落ち同然)、結婚し息子・ジョズエを授かります。しかし、幸せな日々は長く続かず、一家はナチス・ドイツによって収容所へと送られてしまいます。

絶望的な環境の中で、グイドは息子に「これはゲームなんだ」と語りかけます。
笑顔を絶やさず、愛とユーモアで息子を守り抜こうとする父の姿。それはまさに「人生は美しい」と信じ続ける奇跡の物語でした。


おすすめポイント

① 父親のユーモアと愛の力
収容所という絶望の場で、子どもに恐怖を感じさせないために「ゲームに勝てば戦車がもらえる」と嘘をつくグイド。また、ジョズエもその嘘を信じて疑わず目をキラキラさせます。その無邪気な笑顔とユーモアが、観ている私たちに「どんな状況でも希望を失わないことの大切さ」を教えてくれます。私はグイドの嘘は”世界で一番美しい嘘”だと思っています。

② ドーラの夫と息子への強い愛
ドーラの愛もまた強く描かれています。
ユダヤ系であるグイドとジョズエは強制収容所行きの列車に無理矢理乗せられてしまいます。するとドーラは行き先をわかっていながらも、夫と息子と共にしたいという強い想いから、自ら列車に乗ると言い張り強制収容所へと送られていきます。

③ 笑いと涙が共存するストーリー
戦争映画とは思えないほど、観ていておかしくて笑ってしまうシーンがたくさんあるのに、最後には涙が止まらないんです。楽しく笑いあって暮らしているだけなのにどうして…
戦いのシーンが多く出てくる戦争映画よりも、かえって戦争の理不尽さやおそろしさが際立ったように感じた気がして、大きく気持ちが揺さぶられました。


まとめ・おすすめ度

『ライフ・イズ・ビューティフル』は、愛と希望がどんなに過酷な現実にも力を持つことを教えてくれる映画です。
戦争映画なのに『なぜこの題名?』って疑問を抱きそうですが、観終わったあとには大納得でした。戦争を描きながらも「愛」を軸にした普遍的な物語だからこそ、時代や国を超えて心に届くのだと思います。

おすすめ度:★★★★★(4.9/5)


泣ける映画心に残る映画を探している方にはぜひ観てほしい作品です!!


画像出典:映画.com

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